Taeko Ota
  • Home
  • Bio
  • Shows & Activities
  • Music / Live
  • Music Journal (in Japanese)

Life Experience

Steeler's Miracle, again!(1/9/2016)

1/15/2016

 

  またやってくれた。。。負けちゃったと諦めた3秒後。残り1分23秒。有り得ない事が起きた。相手チームの焦り、そして感情むき出しのヘルメットへのタックル。意識を失ったかのように、エースレシーバーのAntonio Brown が倒れ込んだ。しばらく動かなかった。試合よりも私は彼の事が心配で、、、言葉もなく。。。フットボールは本当に恐ろしい。その前はクオーターバックのベンがタックルを受け、肩をやられて一瞬引っ込み、その間にインターセプト。
   Antonio Brownの事で胸がつまって、何も考えられなくなっていたけど、当然のごとく2つもペナルティ。結局25ヤードも前に進めたSteelersはキックゴールを余裕で決めて、残り20秒で1点リードされていたところを逆転した。キックといったって、失敗もある。ゴールにまっすぐに飛んで行くボールを見て、珍しくまた声もでず、感慨深い勝利だった。
  解説者達は一同に口を揃えて、「こんな馬鹿なみっともないゲームを見た事がない。」と言っていた。本当にスポーツマンシップからはかなりかけ離れていた。でもこんなミラクルに私はまたもパワーをもらい、次の日、ある壁を乗り越えられた。壁とは。。。ある書類の作成のこと。夢を叶える為の大事な一歩。


  次はブロンコスとの試合。またミラクルが起きるだろうか?!起こしてほしい!
1/14/2016

Pittsburgh Steelers & Me

1/4/2016

 
  前回このブログを書いてからもう一年が経とうとしている。何て早いのだろう。しかも前回もフットボールの話題。私はNYに住んでいるというのに、ピッツバーグ・スティーラーズのファンだ。時々一人でチームカラーの黄色のTシャツを着て応援している。今日は、プレイオフに出れるかどうかの大事な試合だった。NY Jetsが負けて、Steelersが勝てばという条件。ニューヨークでは、ちょっと肩身がせまい一日だった。
 今年は、とてつもなく強いと思えば、ギリギリで負けてしまったり。最後の数秒で逆転というミラクルを繰り広げたり。そんな最後の1秒まで諦めずに真剣に戦っている姿に、何度勇気づけられただろう。有り得ない壁を1秒で越える。今日だって、先週のジェッツの勝利にNYは湧いていて、その勢いで勝つと思っていた。もうプレイオフはあきらめていたのに、、、
  何でこんな事を書いているかというと、実は今の私は、毎日不可能そうな事を一つずつ実現しなければならない状況にあるから。毎日が勝負みたいな、一分一秒無駄にしたくないような、そういう状況にいる。スティーラーズと一緒に戦っている気分なのだ。あまりに大きな壁を目の前にして、飛び越えるのは不可能そうなのだけど、それでも自分を信じるして進むしかない。今出来る事をして1センチでも前に進む事で、突き進むしかない。後戻りはできないし、他には道がないから。
  でも知っている。小さな積み重ねが不可能を可能にする事を。気を抜かずに自分を信じて全身全霊で進めば道が開ける事を。この数年でそういう強さを学んだ。NYは1センチ動くと何かが変わる。自分の行動が大きな波となって動いて行く。スティーラーズがこの試合に勝てたら、私にも壁を越えられる。。。そんな風に感じて力をもらっている。先週の敗戦で首の皮一枚だった彼らが勝利したことで、また私も前に進める気がした。悩んでる暇はない。今年は何かが変わる気がしてる。自分自身がこの一年随分変わったから。
  ミュージシャンとして、何年も沈黙していた私。格好よく言えば、充電期間。本当はリハビリ期間、いや、トレーニング期間だった。周りに惑わされず、自分のペースで足りないところを強化すること。完璧にはほど遠いが、自分を許容できるレベルまでやっと辿り着けた事が、精神的に大きな変化をもたらした。何年もの長い道のり、一つ一つ困難を解決して来た事が自信となったのだと思う。あまりに小さな前進で成果が出ていないようでも、続けていればある日突然可能になると自分の目で確かめられたのだ。本に書いてあった事は夢物語なんかじゃない。要領よく近道をした時には得られない確かなもの。いつもゴールに早く着けばいいわけじゃない。その過程で何をしたかが、人を成長させるのだ。不器用で天才でない私はこんな生き方しかできない。それでも自分の目で最善の方法を探し、戦略を練って一歩ずつ進めていく。自分を騙すことだけはしたくない。いつも真剣に向き合いたいし、そしてそういう真心をもった人達の中で生きていきたい。

  スティーラーズの私のお気に入りはRunning Back のLe'Veon Bell。ケガをしてほとんど出場していないが、動物なみの動き。このポジションはがっちりしている人が多いと思っていたのだが、細い体で壁をひょいひょいとタックルを潜り抜けていく。左右に動く瞬発力の早さがすごい。彼の最後の数秒に掛けた勝利への意欲と集中力。あのプレイが頭から離れない。私も最後の一秒まで諦めないと心に思った瞬間だ。たとえ全ての人がノーと言っても。フットボールは少しずつでも前に進むスポーツ。前に前にジリジリと。そうかと思えば一気に100ヤード以上のパスでタッチダウンもある。数分で運命がコロコロ変わる。人生を見ている感じがするのだ。今の私はスティーラーズが勝ち進むだけ、力がもらえる。もしスーパーボールに行ったら、、、その時は私の願いも叶う時、、、なんて思って。

Super Bowl xlix

2/7/2015

 
スーパーボールというのは、アメリカンフットボールの決勝。今回は2月1日(日)の夜、アリゾナで行われた。国内にもかかわらず、優勝するとワールドチャンピオンと言うのだから、アメリカという国は笑ってしまう。イギリス人もその点についてはTVで指摘していた。それはともかく、今回は昨年優勝チームのシアトルSeahawks と何度も優勝しているニューイングランドPatriotsの対戦とあり、かなり期待の持てる試合だったが、実際、最初から驚くようなプレイの連続で、前半は同点で終了。最後までハラハラの最高の試合だった。あのおちさえなければ。。。
 
 結果は28−24でニューイングランドPatriotsの勝利。6回もスーパーボールに出場のクウォーターバックBradyがMVPに輝いた。シーホークスは最後のパスについて”史上最悪の決断”と言われ、その後のトークショーでは、話題にならない事はないぐらい。一日サポーターの私でさえ落ち込んだのだから、シアトルの街はあの日どうなったのだろうか?と心配してしまった。最後の1、2分で神が見方したとすら思えた奇蹟のレシーブ。残り30秒で逆転できるはずだった。”なぜ、Lynchに渡さなかったのか?"アメリカ中の疑問が巻き起こる、最悪の結果となった。シアトルの選手の悔しさといったら、計り知れない。ショックでしばらく立ち直れないのではないだろうか?!”勝を焦ってはいけない。敵も強し。。。油断大敵。。。自信を持つこと、しかしおごらないこと。神は彼らに再びチャンスを与えた。いつもチャンスをものにしてきた彼ら。しかし今回そのチャンスをあまりに簡単な方法で勝利に変えようとしてしまった。取るべき方法を取らずに、、、神に頼り過ぎた。そこまで神は甘くなかった。”それが私の学んだ事。 


 毎年、ハーフタイムショーもその時の一番人気のシンガーが選ばれる。ここで歌うのは最高のご褒美なのだ。今年はKaty Perry。最近の中ではベストなハーフタイムパフォーマンスと言われた出来。かなり大掛かりな仕掛けで、1曲ごとに衣装も変えて派手にやっていた。もう少し歌に集中して欲しかったけど、彼女の場合は仕方ないかな。ディズニーワールド風にうまく出来てたけど。最後の曲は”Fireworks"。宙に浮いて歌って、本当に花火も上がってた。
 
 視聴率が50%近く、パーティで集まって観戦するのがならわし。。。日本の紅白歌合戦のような感じである。私はピッツバーグ・スティーラーズのファンだから今回は関係ないのだけど、いい試合はどのチームでも面白い。それでも当初、アメリカに来てしばらくはアメフトにはあまり興味がなかった。でもせっかくアメリカにいるのだから、皆の盛り上がってる会話に溶け込みたい!そう思って、数年前から気合いを入れてじっくりみ始めた。ルールはもちろん、選手の名前も頑張って覚え、解説者の言う事に耳を傾け、、、そこからやっと楽しめるようになり、TVの話題にもやっと着いて行けるようになった。よく見れば色々なチームの有名選手がコマーシャルにも出ている。以前は誰?って思ってた人が急に分かったり、、、これも”文化を理解しアメリカの一部になって暮らす事の一つ。”と思っている。好きだから出来る事だけど、好きな事をして生きるのが一番大切。私の場合は音楽とスポーツそして美味しい食べ物。それがあれば毎日幸せでいられる。次のスポーツは。。。

一年の終わりに。。。

12/21/2014

 
  あと10日で今年も終わり。一年は本当に早い、、、が、確実に色んな事に変化が起きている。まず自分のにとっては、音楽、特に歌うことが一番大切なものとあらためて認識した事。これが無いと、”私”にならない。私という人間の最も大きな部分を占めている。先日久々に、知り合いのギグで一曲歌わせてもらい、来年はギグ(ライブ)をやっていこうと決心。ジャズスタンダードだけでなく、80年代のポップス も含め、幅広い音楽をアレンジしていきたいと思う。考えるだけでエキサイティング。NYでジャズを歌う事について悩んだ時期もあった。今年は、日本人という自分の個性と、国境を超えた一人の人間としてのアイデンティティを自身で受け入れられた事が大きな前進だった。壁はほとんど、自分で作っているもの。自分が変われば、勝手に崩れていったり、簡単に壊す事ができたりする。”恐怖”もそう。分かっていても、挑戦出来ない時もある。一番大切な事は何に対しても”感謝の気持ち”を持つ事、そして”未来を信じる事”。その単純なたった二つの事だけで、物事は変わる。

 今、米国では警察と市民が敵対し、大変な事になっている。この国には依然として宗教や人種のいざこざがあるけれど、警察が誤って市民を殺してしまう事件が多過ぎる。スタッテンアイランドで起きた事件もその一つ。何も抵抗していない黒人の男性を、何人もで抑え込み、死に至らせてしまった。起こった市民はデモを繰り返しているが、そこでも警官と衝突。そして昨日は勤務中の警察が二人殺されてしまった。ヘイトクライム。確かに、罪のない市民の命を奪ってしまった警察の態度はひどい。それに対し、法も警察の見方だし、人種差別と言われても仕方が無い。人の命をもっと大切にしてほしい。しかし、非暴力で訴えないと、、、

   貧困の差は広がるばかりに見えるし、もっと底辺の人に目を向けて欲しいと思う。豊かな国と思えない程の本当にひどい暮らしをしている現実。かたや想像もつかない程のリッチな人々。そのほんの一部でも貧しい人に分け与えてあげたら、、、教育に寄付してくれたら、、、国ももっと潤うはずだと私は思う。

 人の気持ちに無神経な人が多い国だと思う。。。言論の自由。だから何を言われても、それを跳ね返す強さを持っていないと生きて行けない国。それが海外に向けられて発せられると、少し違う事になる。他の国が皆、そんな強さを持っているわけではないし、国の文化を傷つけられたとして、侮辱を感じる事もあるだろう。今回、ソニーピクチャーの北朝鮮についての映画はそんな気がした。最初に広告を見た時から、これは行き過ぎだと感じたし、日本人の私には背筋がゾーッとしたほど。アメリカ国内に通じる”ジョーク”が国外で通じるとは限らない。北朝鮮は特におそろしく危ない国なのだから。ソニーはもともと日本の企業だし、腹いせに日本にミサイル攻撃されたら、、、と心配していたが、上映中止になって安心した。テロに負けたなどと無責任に言ってる人がいるが、それは他のカルチャーを理解していない人の無責任で勝手な意見だ。人の命をやはり軽んじている気がする。これが重大な国の何かならまだしも、ジョークのお笑いエンターテイメントだ。そんなものと人の命を比べたら、、、何に対して勇気を持つか、リスクを取るのかをよく考えた方がいい。私には過ぎた悪ふざけにしか思えない。日本人を含め、東アジアの人々は面子を気にする文化のような気がする。それを潰された時の怒りを想像すると恐ろしい。アメリカ人は世界の異文化に対しもう少し謙虚に学び、リスペクトした方がいい。それは米国内のヘイトクライムが減る道でもある。そして皆がお互いに感謝の気持ちを持てば、必ず世界に平和は訪れるはず、、、来年はどんな一年になるだろうか?あきらめずに、明るい未来を描きたい。Happy Holidays!

<<Previous
    Picture

    Author

    A singer songwriter, settled in NYC. She loves  music, sports, food and travel!

    Archives

    January 2016
    February 2015
    December 2014
    September 2014
    July 2014
    May 2014
    April 2014
    March 2014

    Categories

    All

    RSS Feed

  • Home
  • Bio
  • Shows & Activities
  • Music / Live
  • Music Journal (in Japanese)