Taeko Ota
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Life Experience

Pittsburgh Steelers & Me

1/4/2016

 
  前回このブログを書いてからもう一年が経とうとしている。何て早いのだろう。しかも前回もフットボールの話題。私はNYに住んでいるというのに、ピッツバーグ・スティーラーズのファンだ。時々一人でチームカラーの黄色のTシャツを着て応援している。今日は、プレイオフに出れるかどうかの大事な試合だった。NY Jetsが負けて、Steelersが勝てばという条件。ニューヨークでは、ちょっと肩身がせまい一日だった。
 今年は、とてつもなく強いと思えば、ギリギリで負けてしまったり。最後の数秒で逆転というミラクルを繰り広げたり。そんな最後の1秒まで諦めずに真剣に戦っている姿に、何度勇気づけられただろう。有り得ない壁を1秒で越える。今日だって、先週のジェッツの勝利にNYは湧いていて、その勢いで勝つと思っていた。もうプレイオフはあきらめていたのに、、、
  何でこんな事を書いているかというと、実は今の私は、毎日不可能そうな事を一つずつ実現しなければならない状況にあるから。毎日が勝負みたいな、一分一秒無駄にしたくないような、そういう状況にいる。スティーラーズと一緒に戦っている気分なのだ。あまりに大きな壁を目の前にして、飛び越えるのは不可能そうなのだけど、それでも自分を信じるして進むしかない。今出来る事をして1センチでも前に進む事で、突き進むしかない。後戻りはできないし、他には道がないから。
  でも知っている。小さな積み重ねが不可能を可能にする事を。気を抜かずに自分を信じて全身全霊で進めば道が開ける事を。この数年でそういう強さを学んだ。NYは1センチ動くと何かが変わる。自分の行動が大きな波となって動いて行く。スティーラーズがこの試合に勝てたら、私にも壁を越えられる。。。そんな風に感じて力をもらっている。先週の敗戦で首の皮一枚だった彼らが勝利したことで、また私も前に進める気がした。悩んでる暇はない。今年は何かが変わる気がしてる。自分自身がこの一年随分変わったから。
  ミュージシャンとして、何年も沈黙していた私。格好よく言えば、充電期間。本当はリハビリ期間、いや、トレーニング期間だった。周りに惑わされず、自分のペースで足りないところを強化すること。完璧にはほど遠いが、自分を許容できるレベルまでやっと辿り着けた事が、精神的に大きな変化をもたらした。何年もの長い道のり、一つ一つ困難を解決して来た事が自信となったのだと思う。あまりに小さな前進で成果が出ていないようでも、続けていればある日突然可能になると自分の目で確かめられたのだ。本に書いてあった事は夢物語なんかじゃない。要領よく近道をした時には得られない確かなもの。いつもゴールに早く着けばいいわけじゃない。その過程で何をしたかが、人を成長させるのだ。不器用で天才でない私はこんな生き方しかできない。それでも自分の目で最善の方法を探し、戦略を練って一歩ずつ進めていく。自分を騙すことだけはしたくない。いつも真剣に向き合いたいし、そしてそういう真心をもった人達の中で生きていきたい。

  スティーラーズの私のお気に入りはRunning Back のLe'Veon Bell。ケガをしてほとんど出場していないが、動物なみの動き。このポジションはがっちりしている人が多いと思っていたのだが、細い体で壁をひょいひょいとタックルを潜り抜けていく。左右に動く瞬発力の早さがすごい。彼の最後の数秒に掛けた勝利への意欲と集中力。あのプレイが頭から離れない。私も最後の一秒まで諦めないと心に思った瞬間だ。たとえ全ての人がノーと言っても。フットボールは少しずつでも前に進むスポーツ。前に前にジリジリと。そうかと思えば一気に100ヤード以上のパスでタッチダウンもある。数分で運命がコロコロ変わる。人生を見ている感じがするのだ。今の私はスティーラーズが勝ち進むだけ、力がもらえる。もしスーパーボールに行ったら、、、その時は私の願いも叶う時、、、なんて思って。

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    A singer songwriter, settled in NYC. She loves  music, sports, food and travel!

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