Taeko Ota
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Life Experience

一年の終わりに。。。

12/21/2014

 
  あと10日で今年も終わり。一年は本当に早い、、、が、確実に色んな事に変化が起きている。まず自分のにとっては、音楽、特に歌うことが一番大切なものとあらためて認識した事。これが無いと、”私”にならない。私という人間の最も大きな部分を占めている。先日久々に、知り合いのギグで一曲歌わせてもらい、来年はギグ(ライブ)をやっていこうと決心。ジャズスタンダードだけでなく、80年代のポップス も含め、幅広い音楽をアレンジしていきたいと思う。考えるだけでエキサイティング。NYでジャズを歌う事について悩んだ時期もあった。今年は、日本人という自分の個性と、国境を超えた一人の人間としてのアイデンティティを自身で受け入れられた事が大きな前進だった。壁はほとんど、自分で作っているもの。自分が変われば、勝手に崩れていったり、簡単に壊す事ができたりする。”恐怖”もそう。分かっていても、挑戦出来ない時もある。一番大切な事は何に対しても”感謝の気持ち”を持つ事、そして”未来を信じる事”。その単純なたった二つの事だけで、物事は変わる。

 今、米国では警察と市民が敵対し、大変な事になっている。この国には依然として宗教や人種のいざこざがあるけれど、警察が誤って市民を殺してしまう事件が多過ぎる。スタッテンアイランドで起きた事件もその一つ。何も抵抗していない黒人の男性を、何人もで抑え込み、死に至らせてしまった。起こった市民はデモを繰り返しているが、そこでも警官と衝突。そして昨日は勤務中の警察が二人殺されてしまった。ヘイトクライム。確かに、罪のない市民の命を奪ってしまった警察の態度はひどい。それに対し、法も警察の見方だし、人種差別と言われても仕方が無い。人の命をもっと大切にしてほしい。しかし、非暴力で訴えないと、、、

   貧困の差は広がるばかりに見えるし、もっと底辺の人に目を向けて欲しいと思う。豊かな国と思えない程の本当にひどい暮らしをしている現実。かたや想像もつかない程のリッチな人々。そのほんの一部でも貧しい人に分け与えてあげたら、、、教育に寄付してくれたら、、、国ももっと潤うはずだと私は思う。

 人の気持ちに無神経な人が多い国だと思う。。。言論の自由。だから何を言われても、それを跳ね返す強さを持っていないと生きて行けない国。それが海外に向けられて発せられると、少し違う事になる。他の国が皆、そんな強さを持っているわけではないし、国の文化を傷つけられたとして、侮辱を感じる事もあるだろう。今回、ソニーピクチャーの北朝鮮についての映画はそんな気がした。最初に広告を見た時から、これは行き過ぎだと感じたし、日本人の私には背筋がゾーッとしたほど。アメリカ国内に通じる”ジョーク”が国外で通じるとは限らない。北朝鮮は特におそろしく危ない国なのだから。ソニーはもともと日本の企業だし、腹いせに日本にミサイル攻撃されたら、、、と心配していたが、上映中止になって安心した。テロに負けたなどと無責任に言ってる人がいるが、それは他のカルチャーを理解していない人の無責任で勝手な意見だ。人の命をやはり軽んじている気がする。これが重大な国の何かならまだしも、ジョークのお笑いエンターテイメントだ。そんなものと人の命を比べたら、、、何に対して勇気を持つか、リスクを取るのかをよく考えた方がいい。私には過ぎた悪ふざけにしか思えない。日本人を含め、東アジアの人々は面子を気にする文化のような気がする。それを潰された時の怒りを想像すると恐ろしい。アメリカ人は世界の異文化に対しもう少し謙虚に学び、リスペクトした方がいい。それは米国内のヘイトクライムが減る道でもある。そして皆がお互いに感謝の気持ちを持てば、必ず世界に平和は訪れるはず、、、来年はどんな一年になるだろうか?あきらめずに、明るい未来を描きたい。Happy Holidays!

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    A singer songwriter, settled in NYC. She loves  music, sports, food and travel!

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