Peter Bernstein Quartet (1st set @7:30) Peter Bernstein[g], Brad Mehldau[p], Greg Hutchinson[d], Christian McBride[b] アメリカではお正月休みはない。2日から仕事初め。但し、今年に限っては2日が金曜日だったので、週末までずっと休む人々が多かった。地下鉄も年末と同じくガラガラ。観光客で賑わうマンハッタン/ミッドタウンのオフィスの周りには、NYの街を楽しむ家族連れがゆったりと歩いていた。その日の朝、ジャズシンガーのショーを探そうと、とりあえず有名なDizzy's Clubのサイトをチェックした。そこで目に飛び込んで来たのがPeter Bernsteinのフォト。No way! 昨年からチャンスがあれば行こうと思っていたジャズギタリストである。しかもその日の夜、Quartetで一緒に演奏するメンバーも最高だ。どうしよう、これは行きたい!行くしかない。うーんでも、、、かなりカジュアルな格好で出勤してしまった私。いいんだろうか、、、(Dizzy's はちょっとおしゃれだから。)キラキラ光るネックレスだけが何とか救い。で、電話してみると、予約席は週末も含め全て完売。そう、観光客が多いこの時期、かなりの競争率なのだ。電話の女性が「ニューヨークの人?このナンバーはそうよね。知ってるでしょ、6時か8時に来てサインアップしなさい。それしかないわ。」と言った。OK!仕事を終えて一番に並ぼう。Dizzy's Clubは10分もあれば歩ける距離。エレベータ前には既にかなりの人が集まっていたが、幸運にも列の4番目に並ぶ事ができ、7時半からのショーを確保。開始時間に戻ってくればいいという。”Yes!”と心の中で叫び、1時間のウィンドーショッピングへ。それにしても、このミュージシャンをさらっと聴けてしまう。そこがニューヨークのいいところ。 何年か前、Peter Bernsteinはどこかの店で気さくに話しかけてきた。その時もあまり普通だったので驚いたが、今回もシャイな感じに見えた。演奏はBrad Mehldau とともにメランコリックなインプロで、しっかりしたMcBrideのベースとエキサイティングで軽快な Hutchinsonのドラムの上で心地よくプレイを楽しんでいる感じだった。 この何年か、以前ほどあまりジャズを聴きに行ってなかったが、この年初めの幸運を期に、今年は本能の求めるままに色々な音楽を聴きに足を運ぼうと思う。NYの良さの一つは、音楽の最高峰がいつでも気軽に聞けるところだ。文化的にはほぼ全てに会えると思う。ジャズに限らずクラシック、ミュージカル、ダンス、ポップス、絵画、、、そして新しい音楽、若手の才能にも出会える。そして自分の音楽も聴いてもらえる機会があれば、こんなにHappyな事はない。音楽とともに素敵な2015年になる事を願って、Happy New Year! Comments are closed.
|
Archives
April 2022
Categories |